マーケットダイナミクスと価格形成の全体像の理解

誰がどのように価格を動かしているのか

マーケットと分析すると次のようなトレーダーさんたちが日々、両替を行っています。

  • 実需(一般の人の両替や企業の輸出、輸入など)
  • 投機(FXトレーダやファンドなど)

日中のFXは基本的にたくさんの一般トレーダーとファンドトレーダーなどが集まって価格を推移させていると思われます。基本的に私たち一般トレーダーは投機ではあるにしても、その価格に大きな影響を与えるほどの資金力はありません。

投機筋の中でもどのような人たちが価格を推移させているのかは大きく2つに分かれます

  • 各国の中央銀行
  • ファンド(短期ファンドや長期ファンドなど)

これらの人たちがメインプレイヤーとなって日々両替を行っています。

次に、価格はどのように方向性を持つかということです。

  • その通貨ペアに対しての適正価格に進む
  • 価格の流動性が大きい方を探して進む

適正価格については売り手と買い手の拮抗ラインとなる位置です。よくボックスレンジと言われているところになります。ここでは価格が大きく推移することがあまりありません。流動性が大きい方向とはある一定の価格帯に来た時に買い手または売り手が一気に買ったり売ったりする場所のことを言います。

マーケットダイナミクス

マーケットはこの2種類のフェーズが存在しています。

  • トレンド(拡大)
  • ボックスレンジ(縮小)

どの時間足を使ってみるかはトレーダーの自由ですが、できるだけ時間の長い足を使うことでトレンドなど、テクニカル分析では精度が増す可能性があります。5分足で引いたトレンドラインと1時間足で引いたトレンドラインは1時間足の方が信憑性が高くなるといった具合です。

ミクロ的(細かい)価格変動

ミクロ的またはマクロ的な価格は常にContitunation(継続)とReversal(反発)の2つのフェーズを常に繰り返しています。この概念はどの場面でも存在しています。

このような結果になるのは価格は常に変動を繰り返しているからです。そのため出発地点の価格から上下を繰り返して、完全ではないが戻ってくるといいう事象が起きます。

マクロ的(大きい)価格変動

マクロ的な価格変化は3つまたは4つに分かれています。大きな時間足でこれ分析することにより、どのフェーズで価格が推移しているかを確認することができます、実際に、ロングキャリートレードでなければ月足や日足を使うことはめったになく価格の全体的な方向性として認識しているトレーダーがほとんどです。

ボックスレンジを突破する(レンジブレイク)ための力をためている場所であり、価格はレンジブレイクをするとその方向に一方的に大きく動きやすくなるフェーズであり、多くのトレーダーが次の流れに注目しているフェーズである。

ヘッジファンドなどが大量のお金を動かすときに発生するフェーズであり、ブレイクした方向と逆に向いている場合には誘導(Inducement)の可能性が高い。いろいろな要因が重なるフェーズである。ここでは取引をしないことが一般的である。

実際のトレンドを構築するラインであり、上昇トレンドの場合、需要(買い)が供給(売り)を上回ることで形成されるラインである。

上昇トレンドの場合、供給が需要を上回ることで形成されるラインであり、価格がある特定の位置に戻ってくる可能性があること。このフェーズが形成されない場合もある。(つまり、行ったっきり)

今日のポイント

  • その通貨ペアに対しての適正価格流動性が大きい方向に進んでいる。
  • ContinunationReversalが相場には常に存在している。