目次
トレンドとは
トレンドには次の2種類が存在し、それぞれ定義化されています。
上昇トレンド
下降トレンド
少なくとも2点を結び、その二点は顕著に浮かび上がる線(大陰線または大陽線など)であることや、ローソク線の実体がトレンドラインに重ならないトレンドはよい価格形成とモメンタムを持っているとして、ベストなトレンドラインとして、多くのトレーダーに認識されます。
トレンドラインの働きとトレーダーの種類
通常の上昇トレンドや下降トレンドの中に前回の高値や底値と自分で引いたトレンドラインが重なるところあります。これをエリア・オブ・ハイコンフルエンス(ここではAOHと表記します)といっていろんなトレーダーが注目している場所です。ここではいろいろなトレーダーの意図が重なることにより価格を決定していくことになります。ここを起点として方向感を持った価格形成がされることが予想されるで注意が必要です。
ここでは価格の流動性が激しくたくさんのトレーダーの方がここを起点にエントリー・アウトをしてきます。この場所で関係してくるトレーダー群は次のような方たちです。
ここでは私たちFX一般市民は一番下のコンフルエンストレーダーに該当します。(例外を除く)
トレンドライントレード
トレンドライントレードとは、トレンドの流れに沿ってトレードをすることを指します。このトレードスタイルは滅茶苦茶メジャーなトレンドスタイルだと思っているので、エントリー・アウトのタイミングなどトレーダーは様々な方針を持っています。
ここでの注目ポイントはトレンド継続のリアクションまたはプライスアクションが発生しているかどうかです。また、上昇・下降トレンドの中にはミニトレンドが必ず存在しています。少なくとも大きく見たトレンドラインにミニトレンドがぶつかったとき、どのようなリアクションをとるかによって大きいトレンドが継続するヒントが見つかります。
トレンドラインリバーサルトレード
トレンドはいつか消えて、またトレンドを作りを繰り返しているモノを相場とし、トレンドの重要な切り返し地点であるトレンドリバーサルとそのエントリーについては、上昇・下降トレンドが下降・上昇に転換する位置を狙うことによって、人先早くトレンドに乗る手法です。
大きなトレンドラインをその中にある小さいトレンドがぶつかるとき、トレンドラインを意識したトレンド継続かトレンドラインをブレイクしてくるトレンド転換が起きます。
トレンド転換時、一瞬大きく離れることはもちろんトレンドを継続させようとする注文も入ってきますので、トレンドライン付近でのポジションの巻き戻しが起きます。そのポイントが、テストゾーンとして認識され、テスト付近で反発するか、反発せずにトレンドに戻ってくるかがカギとなります。
リテストはミクロ的・マクロ的にすべての事象において起こっています。BOSによるサポートラインのリテストなどが代表的です。価格はいったんレジスタンスやサポートラインを抜けると一度戻ってきて試すことをします。
トレンド検証材料
トレンド継続化か反転化の材料にはいくつかありますがその中でも有効性が確認されている現象があります。現在のトレンドでどのくらいの現象が確認されているかは自分でチェックしてみてください。
マルチタイムフレーム
大きな時間足から小さな時間足を見ることによって全体のトレンドがどこに向かっているのかどうかを推測します。大きい時間足下降トレンドであっても、小さい時間足上昇トレンドであれば、流れに逆らっていることになるので、どこかの段階で、大きめなプライスアクションが期待されます。
フィボナッチ61.8%
トレンドができる1点目から2点目の反発ポイントはフィボナッチリプレースメント61.8%で反発するということです。確率はかなり高めでありながらも、トレンドの発生を予想しなければいけません。尚、新しいトレンド作る可能性があるポイントで活躍できると思います。
ビルドアップ
プルバック時のトレンド形成時に価格が行きたい方向に押し上げ・下げられる現象で、強いトレンドが発生してるときによく見られます。
ペナント型三角持ち合い
HIGHER HIGHからのHIGHER LOW形成時によく見る現象です。ビルドアップより頻度は高いです。トレンドプルバック形成時によく発生します。
バンプ・アンド・ランパターン
トレンドの終了を告げる基本的なパターンになります。急激にピークに達した後、勢いを無くして下がるパターン。そこからのトレンド転換につながります。
大きな時間足であればあるほどトレンドの転換には時間がかかります。よって、短い時間足より長い時間足の方がトレンドの信憑性が高くなります。一方で、短い時間足(1分足や5分足)ではダマシも多いので気を付けましょう。