ICT分析:季節傾向分析と季節傾向相関分析
季節傾向分析
ICTでは金利分析と季節傾向分析を同じ基準で考えながら、エントリー判断に活かしていきます。つまり、短期のテクニカルシグナルだけでなく、時間の流れに応じた季節的なサイクルや市場参加者の行動パターンを理解しておくことが重要です。
為替取引をする場合、基本的にはドルインデックス(DXY)をベンチマークとして参照しながら取引を検討します。DXYは、米ドルと主要6通貨(ユーロ・円・ポンド・カナダドル・スウェーデンクローナ・スイスフラン)の相対的な強弱を表す指標です。
通貨ごとに存在する通貨インデックス(円インデックス・ポンドインデックス)を組み合わせることで、米ドルだけでなく相手通貨の強弱を多面的に分析することができます。これにより、単にチャートを眺めるよりも客観的に市場の状況を把握できます。

季節傾向相関分析
ICTの季節傾向相関分析とは、ある特定の通貨が買われやすい時期や売られやすい時期を、過去のデータをグラフ化して可視化する分析手法です。これにより、どの時期にどの通貨ペアに注目すべきかを判断する材料となります。
たとえば、米ドルは年末に強くなりやすい傾向がある一方で、ユーロは夏場に弱くなりやすい傾向があります。このような季節的な習性を把握しておくことで、スイングトレード や ポジショントレード において、相場の大きな流れを味方につけることができます。
この2つを組み合わせることで、買われやすい通貨と売られやすい通貨を同時に見つけやすくなります。つまり、単にドルが強いと見るのではなく、ユーロが弱い時期にドルが強いなど、通貨ペアとしてのエッジを探すことができます。

まとめ
