ICTから学ぶインスティテューション

ICT分析:インスティテューションスポンサーシップ

セットアップスポンサーシップ

  • ロングシナリオ
    • 高次時間足における価格ディスプレイスメント
      価格の急激な動き(リバーサル・エクスパンション・・フェアバリューへの回帰)が起きる局面です。HTFの大きな流れに基づいて、買い気が確認されます。

    • 中期的な価格の不均衡
      ディスカウンや売りリクイディティを取りにいく動きがあります。価格が一時的に不均衡になり、下げの中で買いのチャンスを作り出します。

    • 短期的な買いリクイディティが市場上方にある場合
      ロングポジションを利確する理想的なポイントです。上にある買いストップにぶつけて利確し、そのリクイディティを利用して反対方向に売れます。

    • 時間帯の影響
      ロンドンオープン(LO)・ロンドン安値形成(LOD)、またはニューヨーク安値形成(NY Low)といった特定の時間帯が、買いシナリオにおけるエントリーや利確に大きな影響を与えます。
  • ショートシナリオ
    • 高次時間足における価格ディスプレイスメント
      ロングの場合と同様に、反転・拡張・フェアバリュー回帰がどこかに起こります。ただし今度は下落方向への動きです。

    • 中期的な価格の不均衡
      反対のプレミアムや買いリクイディティを取りにいく動き。

    • 短期的な売りリクイディティが市場下方にある場合
      ショートポジションを利確する理想的なポイント。下にある売りストップにぶつけて利確し、そのリクイディティを利用して反対方向に買える。

    • 時間帯の影響
      ロンドンオープンの高値形成(LO HOD)、またはニューヨーク高値形成(NY High)が、売りシナリオで重要な時間帯となります。

ICT分析:インスティテューションスイングポイント

リクイディティとリバーサルシナリオ

  • シナリオ1
    • 価格水準(キーレベル)
      市場が重要な価格水準(機関投資家が意識するキーレベル・OB・FVG)に到達、またはその少し手前まで届くが、すぐには反応せず、さらに深い動き(もう一段の下落または上昇)が起きてから反転します。

    • リバーサル到達後
      反転後の最も良いチャンスは、短期的な市場構造(Market Structure)が崩れたポイントを再テストした場面で訪れます。すぐに反転しない場合、騙しに見せかけてリクイディティをさらに取りに行く動きが出ます。

    • ストップハント
      中期的な値動きの中で最初のストップハントが理想的です。スマートマネーは、トレーリングストップを入れている未熟なトレーダーを振り落とす動きを仕掛けてきます。反転後の再テストまで待つのが安全です。
  • シナリオ2
    • 価格水準(キーレベル)
      市場が最初に重要な価格水準を突き抜けますが、その後はすぐに継続できず、新しい価格帯を拒否(リジェクト)します。その後、いったん戻しをつけてから、再び同じキーレベルをテスト、または突破しようとする動きが発生します。

    • 再テスト
      反転後の最も良いチャンスは、最初のキーレベルを再度テストしたとき、または市場構造の崩れたポイントを再テストしたときに訪れます。

まとめ